いつか、きっと。
熱はなさそう……。
ホッとして手を離そうと思うけど、なんだか名残惜しくて。
ずっとこのまま友也に触れていたいなって思ってしまう。
でもこのままじゃ友也もゆっくり眠れないよね。
離し難くなってしまった手を退ける代わりに、今度は自分のおでこを友也のおでこにくっつけてみた。
温かい体温がおでこに伝わって、すごく安心する。
当然だけど顔が近すぎて今度は安心を通り越し、心臓が心拍数を上げていった。
そっとおでこを離し、友也の寝顔を見つめる。
規則的な寝息が聞こえているけど、それよりも私の鼓動がやけにうるさい。
友也が起きてしまわないかと気になるほどに。
眠ってるよね?起きたりしないよね?
ただ黙って友也を見守っているつもりでいたけど、その唇を見ているうちに、どうしても触れたいという衝動に駆られてしまう。
ほんのり赤く色づいて、熟れた果実のようにとても甘く私を誘惑しているかのように思えてならない。
魔法にかけられたように友也の唇から視線を外せない私。
その魅力的な唇が何か言葉を発するかのようにわずかに開かれたのを見て、我慢が限界に達した。
友也の唇がいつもよりも温かく感じる。
起きてしまわないかと思い、触れたのはほんの一瞬だけ。
友也、夢でも見ているのかな。
その表情は穏やかでうっすらと微笑んでいるようにも見える。
もう頭痛は治まっているのかもしれない。
やっぱり部屋に連れ帰って良かった。
私の夢を見てくれていたらいいのにな。
そう願いを込めて、もう一度唇に優しく触れた。
さっきより少し長めに……。
こんなことしてたらさすがに起きてしまうだろうからやめなきゃ……。
そう思うのに体は言うことを聞いてくれず、何度も何度も触れるだけのキスを繰り返してしまっていた。
こんなことしてる私に気付かれたらどうするの?
淫らな女だと思われたくないのに。
『これが最後、これでやめる』
その決意も虚しく、やめる詐欺をやめられずにいた。
もう何度目か数えきれなくなったキスで、今まで全く反応を示さなかった友也の唇が僅かに動き、友也の舌が私の唇に触れてきた。
ホッとして手を離そうと思うけど、なんだか名残惜しくて。
ずっとこのまま友也に触れていたいなって思ってしまう。
でもこのままじゃ友也もゆっくり眠れないよね。
離し難くなってしまった手を退ける代わりに、今度は自分のおでこを友也のおでこにくっつけてみた。
温かい体温がおでこに伝わって、すごく安心する。
当然だけど顔が近すぎて今度は安心を通り越し、心臓が心拍数を上げていった。
そっとおでこを離し、友也の寝顔を見つめる。
規則的な寝息が聞こえているけど、それよりも私の鼓動がやけにうるさい。
友也が起きてしまわないかと気になるほどに。
眠ってるよね?起きたりしないよね?
ただ黙って友也を見守っているつもりでいたけど、その唇を見ているうちに、どうしても触れたいという衝動に駆られてしまう。
ほんのり赤く色づいて、熟れた果実のようにとても甘く私を誘惑しているかのように思えてならない。
魔法にかけられたように友也の唇から視線を外せない私。
その魅力的な唇が何か言葉を発するかのようにわずかに開かれたのを見て、我慢が限界に達した。
友也の唇がいつもよりも温かく感じる。
起きてしまわないかと思い、触れたのはほんの一瞬だけ。
友也、夢でも見ているのかな。
その表情は穏やかでうっすらと微笑んでいるようにも見える。
もう頭痛は治まっているのかもしれない。
やっぱり部屋に連れ帰って良かった。
私の夢を見てくれていたらいいのにな。
そう願いを込めて、もう一度唇に優しく触れた。
さっきより少し長めに……。
こんなことしてたらさすがに起きてしまうだろうからやめなきゃ……。
そう思うのに体は言うことを聞いてくれず、何度も何度も触れるだけのキスを繰り返してしまっていた。
こんなことしてる私に気付かれたらどうするの?
淫らな女だと思われたくないのに。
『これが最後、これでやめる』
その決意も虚しく、やめる詐欺をやめられずにいた。
もう何度目か数えきれなくなったキスで、今まで全く反応を示さなかった友也の唇が僅かに動き、友也の舌が私の唇に触れてきた。