夜が明けるとき ~続・魔法の鍵と隻眼の姫
夜が明けるとき
気が付けば空は白々と明けていきもうすぐ陽も上るだろうという頃。
ザッザッザッと足音がが響いてきて馬の嘶きも聞こえる皆驚き振り向いた。
歓喜も収まり落ち着いていたノーゼス国軍も何事かと休めていた体を起こしていた。
赤い旗がひらめき大勢の兵が押し寄せてくる。
「あれは、メリダヌス帝国軍!?」
「まさか、この混乱に乗じて攻め入ってきたのではあるまいな?」
ノーゼス国王が気色ばみ今にも駆けだしそうなところをアルトバル国王が止めた。
「いや待て、早馬が来る」
一騎の馬が駆けより馬から降り跪いた。
「ノーゼス国王とノアローズ国王とお見受けする!グラージャは、魔物たちはどうしましたか!?」
「え?」
メリダヌス帝国軍は、ノーゼス国の兵を援護するためやってきたという。
隣国とはいえ遠いノーゼスの山奥まで来るのに時間がかかり、聞けば、至る所で魔物が暴れ退治しながらの到着だったそうだ。
「そうか、よかった。大丈夫グラージャは消滅しここの魔物たちも殲滅した。援軍を送ってくれたこと感謝する」
ホッと胸を撫で下ろすメリダヌス軍の大将。
「この分だと他の国々でも魔物が暴れているかもしれぬな?」
「各国国を挙げて討伐してることでしょう。人間の団結力は強い。きっと皆無事でございます」
「そうですな」
国王たちの会話にホッとする面々。
ザッザッザッと足音がが響いてきて馬の嘶きも聞こえる皆驚き振り向いた。
歓喜も収まり落ち着いていたノーゼス国軍も何事かと休めていた体を起こしていた。
赤い旗がひらめき大勢の兵が押し寄せてくる。
「あれは、メリダヌス帝国軍!?」
「まさか、この混乱に乗じて攻め入ってきたのではあるまいな?」
ノーゼス国王が気色ばみ今にも駆けだしそうなところをアルトバル国王が止めた。
「いや待て、早馬が来る」
一騎の馬が駆けより馬から降り跪いた。
「ノーゼス国王とノアローズ国王とお見受けする!グラージャは、魔物たちはどうしましたか!?」
「え?」
メリダヌス帝国軍は、ノーゼス国の兵を援護するためやってきたという。
隣国とはいえ遠いノーゼスの山奥まで来るのに時間がかかり、聞けば、至る所で魔物が暴れ退治しながらの到着だったそうだ。
「そうか、よかった。大丈夫グラージャは消滅しここの魔物たちも殲滅した。援軍を送ってくれたこと感謝する」
ホッと胸を撫で下ろすメリダヌス軍の大将。
「この分だと他の国々でも魔物が暴れているかもしれぬな?」
「各国国を挙げて討伐してることでしょう。人間の団結力は強い。きっと皆無事でございます」
「そうですな」
国王たちの会話にホッとする面々。