白銀のカルマ
「バカおっしゃい!あなたは悪くないわ!……だってこの二人に洗脳されたんでしょう?」
「え………?」
洗脳………?
その言葉を聞いた瞬間、三人は呆気に取られた。
確かに二人は優一に特別な感情を抱いていた。
けれど洗脳でここに縛りつけた覚えはない。
ここで一緒に暮らしていたのも、働いていたのも、全て本人たっての希望だった。
どのようにしてあの話を聞けばこんな風に受け取れるんだろう。
どう対応すれば良いか分からなくなっていたさ中、幹枝は正臣の方を指さしながら侮辱した。
「あの男にレイプされたんでしょう。優一。…あなたは本当に可愛いから。」
「ちょっ……幹枝さん!?私のことならまだいいけど正臣のことまで侮辱するのなら許さないわよ!!」
従弟を侮辱され怒りを露わにする和巳。
しかし幹枝は二人のことなど眼中にもない様子だった。
「………違うよ。母さん………。僕は………」
あれだけ筋道を立てて自分の事情を話しても、全く理解を示さない母に涙ぐむ優一。
「………うんうんうん。分かってるの。優一。あなたは完全にこの人達に洗脳されちゃったのね。汚されちゃったのね。あなたは悪くない。だから早く病院に行きましょう」
「え………?」
洗脳………?
その言葉を聞いた瞬間、三人は呆気に取られた。
確かに二人は優一に特別な感情を抱いていた。
けれど洗脳でここに縛りつけた覚えはない。
ここで一緒に暮らしていたのも、働いていたのも、全て本人たっての希望だった。
どのようにしてあの話を聞けばこんな風に受け取れるんだろう。
どう対応すれば良いか分からなくなっていたさ中、幹枝は正臣の方を指さしながら侮辱した。
「あの男にレイプされたんでしょう。優一。…あなたは本当に可愛いから。」
「ちょっ……幹枝さん!?私のことならまだいいけど正臣のことまで侮辱するのなら許さないわよ!!」
従弟を侮辱され怒りを露わにする和巳。
しかし幹枝は二人のことなど眼中にもない様子だった。
「………違うよ。母さん………。僕は………」
あれだけ筋道を立てて自分の事情を話しても、全く理解を示さない母に涙ぐむ優一。
「………うんうんうん。分かってるの。優一。あなたは完全にこの人達に洗脳されちゃったのね。汚されちゃったのね。あなたは悪くない。だから早く病院に行きましょう」