あたしを知らないキミへ
きっと、この先あたしは自分の気持ちを打ち明けることはない。

いや・・出来ないんだ。

こんな女、弱虫だって臆病者だって笑えばいい。

もしかしたらこの決断は、間違っているのかもしれない。
だけど、きっと答えは分かってる気がするんだ。


ふと、目を瞑ってみる。

川の流れる音がする。
涼しい風が自分の髪を揺らす。

あ・・。

また涙が零れ落ちてきた。
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