あたしを知らないキミへ
そんなことを言いながら、あたしは苦笑い。
もう夏だし、夜もだいぶ暑い。
あたしの格好は、朋美みたいに浴衣姿じゃなくて、相変わらずの半袖、短パンにビーチサンダル。
さすがに、もう少し違う服でもよかったかもな・・。
まぁ、こっちの方が動きやすいし・・いっか・・。
「恵美加ー!りんご飴あるよ!」
「もうそれ?焼きそば食べたい」
「じゃー両方買おっか!」
そう言って朋美は、あたしの手を引きながら歩き出した。
途中、クラスの友達とかにも会って皆と話したりしながら屋台を回った。