あたしを知らないキミへ
ふと、今日一日を振り返ってみる。

色々あったなー。

だけど、今日朋美の彼氏に会いに行ってよかった気がする。
もし行かなかったから、多分きっとどこかで後悔していたと思うから・・。

ワンワン‼

サキがあたしの顔を舐めた。

「久しぶりに散歩でもしよっか」

そしてあたしは、サキを連れて外に出た。

季節は秋に変わっていて、外は少し肌寒い。
サキの首に付けてあるリードを軽く引きながら、あたしは歩いた。
久しぶりに散歩にサキは嬉しそうにはしゃいでいる。

「サキ、今日はもう遅いから散歩は少しだけだけど、また今度一緒に行こっか」
あたしは、しゃがんでサキの頭を撫でた後、また歩き出した。
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