花のように。
「どこに行きたい?」
恭介からのメールがきた。
「どこがいいかなー、、
車、運転し始めたばかりだから
よくわからなくて。」
「俺が車出すから。
ドライブしながら決めようか☆」
金曜日の夜、
季節はまだ5月で肌寒かった。
私は濃いめの化粧に、
大きいイヤリング。
ミニスカートをはいて、
待ち合わせ場所に向かった。
今思えば、
この頃のファッションは派手めで
自分には似合ってはいなかった。
だけど、
ミニスカートをはいて化粧をしていると、
違う自分になれた気がしていた。
仕事の時はもちろんスーツっぽい格好で
化粧も薄化粧で
髪も結ぶだけで出勤している。
少し明るめの髪色だったが、
周りも明るめの髪色の人が何人かいたので
特に注意されることはなかった。
待ち合わせ場所の公園前に着いた。
会うのは2年ぶりくらい。
昨日の夜からドキドキして、、
緊張ばかりしている。
家を7時半にでて、待ち合わせ時間は8時。
家族には唯たちと
カラオケに行ってくると言ってきた。
高校の時までは夜9時までに家に帰っていたが、
最近は遅くなっても
親は何も言わなくなった。
「ピカッ」
1台の車がこっちに向けて
光をあててきた。
きっと恭介だ。
「久しぶり!」