幸せの扉を探して

翌日、気だる過ぎる体を
やっと動かして
美容室へ
袴を着る事に永莉としていたから
慌ててマンションを出た。

まだ、寝ていた架瑠に
マンションをでる時に
声をかけたけど
起きたかな・・・・

永莉と着付けを終わらせて
大学にはいると
スーツに身を包んだ架瑠が
友人達に囲まれて話をしていた

私に気づくと
嬉しそうに近づいて
「桜、綺麗、凄く似合ってる。」
「うふふっ、ありがとう。
架瑠も素敵。」
「あのさ、大友君
私もいるんだけど。
まったく、桜しか見えてないんだから」
「あっと、そんなことないよ。
沢田さんもキレイダヨ。」
「まったく。
棒読みですから!!
嬉しくもないわ。」
「だって、俺には桜以外は
みんな一緒にみえるから
ごめんね。」
「はいはい、わかりました。
桜、先に行ってるね。」
「あっ、永莉、一緒にいくよ。」
「いやいや、貴方の旦那に
なんと言われるかわからないから
パス。」
「旦那って・・・・」
と、真っ赤になる私を見て
永莉は、笑いながら去って行き
架瑠は、ニヤニヤしながら
私をそっと抱き締めて
「本当に綺麗だよ。
誰にも見せたくない。」
と、耳元で囁くから
またまた、真っ赤になってしまった。
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