あの日の空にまた会えるまで。
いたらいたですごいけど、みんなもう良い大人だしね。何かあっても文句は言えないよね。
コテージでのメンバーは私、真央、春ちゃん、遥さんと彩月さん。
遥さんと彩月さんは車の中で仲良くなれたし、春ちゃんと真央に至っては説明不要の気の知れたメンバーだった。
荷物を置いて、みんなで集合場所に向かうと既にそこではバーベキューの用意が着々と進んでいて、その奥には興奮した様子で川遊びをしている人もいた。
真央がそれを眺めて言う。
「川で遊ぶとかいつぶりだろ?」
「去年は海に行ったよね。蓮先輩と悠斗と」
「行ったねー。でも今年は無理そうだね。運転係の蓮先輩が忙しいし」
運転係って…仮にも先輩に。
「運転なら悠斗だってできるじゃん。誕生日来てすぐに免許取ってたよ」
ほんっっとに最近の話なだけに初心者の中の初心者である悠斗。免許取れた!と嬉しそうに自慢してから暫くして、お父さんの車を擦って怒られたとしょんぼりしていたっけ。
下手くそなくせに調子乗るなとこっぴどく叱られたとか。
「やだよ。あいつに私の命預けたくない。本物の初心者じゃん。私まだ生きたいもん」
けちょんけちょんに言われている。可哀想な悠斗だこと。思わず苦笑いを浮かべてしまう。
「私、こないだ悠斗が運転する車に乗ったよ」
「え、どうだったの?」
春ちゃんの言葉に真央が怪訝そうに問いかけた。今や春ちゃんと悠斗の2人が仲良いのはもう既に承知のことだ。真央も2人が車に乗って出掛けたことに今更突っ込んだりしない。
「すごい緊張してて面白かったよ。笑いが止まらなかった」
「うわー、私なら絶対無理。笑うどころか一瞬で降りるわ」
今日も真央の毒舌ぶりは絶好調だ。