擬似結婚ー極上御曹司の一途な求愛ー
「だから、南京錠なのかな?」
「そうだな。素晴らしく頑丈で揺るがない。これでやっと永遠の愛を誓うことができたな」
彼とふたりで笑いあう。
あの時貰った九十九本の花束はもう枯れてしまったけれど、亜里沙の心の中ではずっと美しく咲き誇っている。
「はい、一生、よろしくおねがいします。私の素敵な旦那さま」
「こちらこそよろしく。俺の最愛の奥さん」
彼が亜里沙の手をそっと口元に持っていき、唇を寄せる。そこには結婚指輪が輝いていた。
─完─


