離婚前提。クールな社長と契約妻のとろ甘新婚生活
「明日の月曜日、会社に来られるか?」
「シュプリームウエディングの本社でしょうか」
「ああ。例のウエディングフェアの打ち合わせをしたい」
指輪をもらい、脳内がお花畑に近い状態だったため、切り替えに少し手こずる。大事な仕事の話だと自分に喝を入れ、強引に気持ちを引きしめた。
「はい! もちろん大丈夫です! 伺います!」
うれしい仕事だけに声のトーンが上がる。あまりにも元気よく言ってしまい、小学生かと自分にツッコミを入れたくなった。
千景にクスッと笑われてハッとしたが、それから慌てて落ち着いた素振りをしたところでもう遅い。それでも「よろしくお願いします」だけは、なんとか冷静ぶってみせた。