離婚前提。クールな社長と契約妻のとろ甘新婚生活
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贅沢な景色とフレンチを楽しんでマンションへ帰ると、ちょうど玄関のカギを締めたタイミングでインターフォンが来客を知らせた。
午後九時近く。こんな時間に誰だろう。
軽く首を捻る千景も、心当たりがなさそうな顔でリビングのインターフォンに向かった。
『千景さん! どういうことですか!』
千景が「はい」と応答するなり、すごい剣幕の甲高い声が響く。
なにかと思ってモニターを覗くと、若い女性がカメラを睨んで佇んでいた。そんな表情をしなければ、かなりの美人だろうと思われる顔だ。
『千景さん、聞いてますか!?』
「今、そこに行くよ」
千景はため息交じりに応答してモニターを切った。
「ごめん、百々花。ちょっと下に行ってくるから」
「はい……」
玄関にUターンする千景を百々花も追いかける。