キミに伝えたい愛がある。
香ばしい匂いで目が覚めた。


昨夜のことはほとんど記憶がない。


ただ、なんとなく身体に残る感覚と微熱が記憶を少し修復していた。


乱れた髪や服を整えリビングに行くと、愛する人が待っていた。



「おはよ、ちー」


「おはよう...りっくん」


「朝ご飯作ったから一緒に食べよう。で、会社に行く」


「やだな、会社」


「明日で仕事納めなんだから頑張らないと」



りっくんが近寄ってきて頭を撫でる。



「一緒に頑張ろ。ね?」



その笑顔、反則だ。


私に有無を言わせない。



「分かったよ。頑張ります」


「はい、頑張りましょう。俺も頑張ります」


「今日もここに来ていい?映画見てなかった」


「許可取る必要ないでしょ。だって俺たち...」



< 164 / 168 >

この作品をシェア

pagetop