キミに伝えたい愛がある。
「愛宮、ちょっと」
5月下旬のある日の部活終了後、私は顧問の先生から呼び出された。
遂にその時が来たかと思った。
緊張しない代わりに決意して先生のところに向かった。
「愛宮。ここに呼ばれた理由、お前なら分かるよな?」
挑むような鋭い目つきでこちらを睨んでくる。
「はい...」
「愛宮の頑張りは私も認めている。だが、やはり限界があるようだ」
「はい、よく理解しています」
先生が手招きする。
「失礼します」
そう言って入って来たのは、莉音ちゃんだった。
「ホルンのファーストは高瀬、サードが愛宮、それでいいな?」
「...はい」
「ちゆり先輩の努力を無駄にしないよう、精一杯努めさせていただきます」
音楽室から出た時の莉音ちゃんの顔には勝者の笑みが称えられていた。
直接的には何も言ってこなかったが、その背中から放たれる圧倒的オーラに打ちのめされた。
もとが違うのだから仕方ない。
そう思い込むことで自分の傷を癒すしかなかった。
5月下旬のある日の部活終了後、私は顧問の先生から呼び出された。
遂にその時が来たかと思った。
緊張しない代わりに決意して先生のところに向かった。
「愛宮。ここに呼ばれた理由、お前なら分かるよな?」
挑むような鋭い目つきでこちらを睨んでくる。
「はい...」
「愛宮の頑張りは私も認めている。だが、やはり限界があるようだ」
「はい、よく理解しています」
先生が手招きする。
「失礼します」
そう言って入って来たのは、莉音ちゃんだった。
「ホルンのファーストは高瀬、サードが愛宮、それでいいな?」
「...はい」
「ちゆり先輩の努力を無駄にしないよう、精一杯努めさせていただきます」
音楽室から出た時の莉音ちゃんの顔には勝者の笑みが称えられていた。
直接的には何も言ってこなかったが、その背中から放たれる圧倒的オーラに打ちのめされた。
もとが違うのだから仕方ない。
そう思い込むことで自分の傷を癒すしかなかった。