キミに伝えたい愛がある。
もちろんこの事は部長の空くんや音を束ねるコンサートミスターのめぐちゃんにも知らされていた。


2人共私が校門から出てくるのを待っていて、話を聞いてくれた。



「まあ、ファーストが1番重要ってことでもないし、皆が主役だから大丈夫だよ!落ち込まないでさ、大会まであと1ヶ月ちょい頑張ろ!」


「サードなら、ユーフォと同じところもあるから僕がフォローするよ。心配しないで、与えられたパートを全力でやろう」



2人がなんとか励ましの言葉をかけてくれたが、今の私には何も響かなかった。


誰も私の方が上手いって言ってくれないと改めて分かり、完全なる敗北で先輩としてのプライドなんかズタズタにされた。


努力が報われないこともある。


というよりむしろその方が多いのかもしれない。


だったら、自分の実力が分かった段階で諦めるなら諦めるのもありかもなんて思ってしまう。


そう思う自分は、最低だ。


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