副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
幼稚園が夏休みに入ったある日、私は普段着慣れないような、かしこまったワンピースを着せられていた。
淡い水色の、夏らしいデザインだった。
「みいちゃん、今日はママのお友達の娘さんが、ピアノの発表会に出るの。プレゼントのお花を買って、聴きに行こうね」
まず、近所のお花屋さんへ連れていかれた。
母はそこで、ミニひまわりを中心とした、この季節にぴったりな小さな花束を購入した。
「いいなあ。みいちゃんもお花欲しいなあ」
「綺麗だもんね。でもね、花束はピアノを弾く主役の子にあげるものなのよ。だから、みいちゃんにはこれね」
そう言って、母はひまわりのついた、とってもかわいい髪飾りを頭につけてくれた。
私が駄々をこねるのを見越していたのか、花屋の一角にあった雑貨コーナーで、この髪飾りを買っていたようだ。
「人のたくさんいる、大きなホールに行くからね。みいちゃんも素敵なワンピースを着てるんだし、髪飾りぐらいつけないとね」
「ありがとう、ママ」
淡い水色の、夏らしいデザインだった。
「みいちゃん、今日はママのお友達の娘さんが、ピアノの発表会に出るの。プレゼントのお花を買って、聴きに行こうね」
まず、近所のお花屋さんへ連れていかれた。
母はそこで、ミニひまわりを中心とした、この季節にぴったりな小さな花束を購入した。
「いいなあ。みいちゃんもお花欲しいなあ」
「綺麗だもんね。でもね、花束はピアノを弾く主役の子にあげるものなのよ。だから、みいちゃんにはこれね」
そう言って、母はひまわりのついた、とってもかわいい髪飾りを頭につけてくれた。
私が駄々をこねるのを見越していたのか、花屋の一角にあった雑貨コーナーで、この髪飾りを買っていたようだ。
「人のたくさんいる、大きなホールに行くからね。みいちゃんも素敵なワンピースを着てるんだし、髪飾りぐらいつけないとね」
「ありがとう、ママ」