副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
仕事は続けたいって思ってたけど、啓太さんと話し合って、今は何よりもお腹の子が大事だから、退職することにした。

「美鈴が働きたいというなら、子育てが落ち着いてから、いくらでもできる。
でも、お腹に宿ったこの命は、無理をして何かあったら、取り返しのつかないことになる。だから、今はこの命を最優先に考えていこう」

もちろん、私もそう言ってくれた啓太さんに賛成だ。


なんだか啓太さんは、私の中の凝り固まった部分を、どんどんほぐしてくれる。








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