副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
母が説明を聞いている間、受付の人が、フリースペースに置かれた電子ピアノを触らせてくれた。
私が鍵盤を押すと音が出る、というあたりまえのことが、幼い私には楽しくて仕方がなく、ずっと触っていた。
「みいちゃん、そろそろ帰るわよ」
「はあい」
「ママ、ピアノ楽しかった!!」
「そう。よかったね。これからもやりたい?」
「うん」
「じゃあ、パパにお願いしないとね」
その日の夜。
仕事から帰ってきた父を、休む時間を与えないぐらいの勢いで捕まえた。
「パパ、みいちゃんね、ピアノやりたいの」
「ピアノ?どうしてやりたくなったの?」
「うんとね、発表会に行ったの。うんとね、みいちゃんもやってみたい!」
「そうか。ママはどう思う?」
「今日の体験レッスンもすごく楽しんでやってたから、やらせてあげたいなあ」
「うん。よし、じゃあいいよ。美鈴の初めての習い事だな」
「やったあ!パパ、ありがとう」
父の許しもあって、翌月からピアノ教室に通うことになった。
私が鍵盤を押すと音が出る、というあたりまえのことが、幼い私には楽しくて仕方がなく、ずっと触っていた。
「みいちゃん、そろそろ帰るわよ」
「はあい」
「ママ、ピアノ楽しかった!!」
「そう。よかったね。これからもやりたい?」
「うん」
「じゃあ、パパにお願いしないとね」
その日の夜。
仕事から帰ってきた父を、休む時間を与えないぐらいの勢いで捕まえた。
「パパ、みいちゃんね、ピアノやりたいの」
「ピアノ?どうしてやりたくなったの?」
「うんとね、発表会に行ったの。うんとね、みいちゃんもやってみたい!」
「そうか。ママはどう思う?」
「今日の体験レッスンもすごく楽しんでやってたから、やらせてあげたいなあ」
「うん。よし、じゃあいいよ。美鈴の初めての習い事だな」
「やったあ!パパ、ありがとう」
父の許しもあって、翌月からピアノ教室に通うことになった。