副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
「あっ、そうだ。美鈴ちゃん。先日のパーティーで会った、通販会社のプラスoneなんだけど、正式な依頼のメールがさっき来てたよ」
急に篠原さんが話を変えた。
「プラスone……」
「覚えてない?俺と同年代ぐらいの東山副社長さんと、美人秘書さんで来てたんだけど」
忘れるわけない。
東山啓太と名乗ったあの人を。
「すみません。メールチェックがまだで」
「ああ、いいよ。美鈴ちゃんには、あれもこれもお願いしちゃってるから。
それで、来週一度訪問して、詳しい話を聞くことになった。美鈴ちゃんにも同行してもらうから、そのつもりでいて。また細かい日程の調整をお願いね」
「わかりました」
まあ、昔一緒の発表会に出ていたなんて思い出話は、仕事には関係ない。
東山さんがもし覚えていても、そんな話を持ち出すことはないかな。
昔のことを思い出すと、父がまだ生きていた、幸せだったあの頃が思い起こされて、落ち着かなくなる。
急に篠原さんが話を変えた。
「プラスone……」
「覚えてない?俺と同年代ぐらいの東山副社長さんと、美人秘書さんで来てたんだけど」
忘れるわけない。
東山啓太と名乗ったあの人を。
「すみません。メールチェックがまだで」
「ああ、いいよ。美鈴ちゃんには、あれもこれもお願いしちゃってるから。
それで、来週一度訪問して、詳しい話を聞くことになった。美鈴ちゃんにも同行してもらうから、そのつもりでいて。また細かい日程の調整をお願いね」
「わかりました」
まあ、昔一緒の発表会に出ていたなんて思い出話は、仕事には関係ない。
東山さんがもし覚えていても、そんな話を持ち出すことはないかな。
昔のことを思い出すと、父がまだ生きていた、幸せだったあの頃が思い起こされて、落ち着かなくなる。