副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
「記念日なんだから、これを贈らせて」
そう言うと、一目でネックレスが入っているとわかるような、細長いベルベットの箱を取り出して差し出された。
「開けてみて」
促されて、若干震えがちな手で開けてみた。
中には、真っ赤なガーネットのネックレスが入っていた。
「こ、こんな高価なものは、いただけません」
「ガーネット。1月生まれの君の誕生石だね。これも篠原さんに聞いた。さっき選んだドレスにも合いそうだ。今回のこと、引き受けてくれた報酬だと思って受け取って欲しい。恋人なのに、ジュエリーの一つも贈らないなんて、甲斐性なさすぎでしょ」
確かに一理ある。
でも、それにしても高価すぎる気がする。
「まだ納得してなさそうだね。でも、これは受け取ってもらうよ」
そう言うと、啓太さんは立ち上がって、ネックレスをさっと私の首につけてしまった。
「うん。よく似合ってるよ」
そう言うと、一目でネックレスが入っているとわかるような、細長いベルベットの箱を取り出して差し出された。
「開けてみて」
促されて、若干震えがちな手で開けてみた。
中には、真っ赤なガーネットのネックレスが入っていた。
「こ、こんな高価なものは、いただけません」
「ガーネット。1月生まれの君の誕生石だね。これも篠原さんに聞いた。さっき選んだドレスにも合いそうだ。今回のこと、引き受けてくれた報酬だと思って受け取って欲しい。恋人なのに、ジュエリーの一つも贈らないなんて、甲斐性なさすぎでしょ」
確かに一理ある。
でも、それにしても高価すぎる気がする。
「まだ納得してなさそうだね。でも、これは受け取ってもらうよ」
そう言うと、啓太さんは立ち上がって、ネックレスをさっと私の首につけてしまった。
「うん。よく似合ってるよ」