白い便箋を太陽に翳してみれば・・
今でもあたしの心の中は、空っぽのまま・・。

吹き抜けてくる風が冷たければ冷たいほど、あたしの心の中も氷のように冷たくなる。

あたしは、変わらずいつものように学校に行く。
そこには、大好きなクラスの皆と由美がいる。

今でもたまに思う時があるんだ。
あたしにこんな日がくるなんてことを・・。
温かいクラスに囲まれて、あたしは楽しく高校生活を送れているのだから。
辛い時だって沢山あるけど、それを乗り越えようって思える仲間がいる。

それもこれも全部、あの人のおかげなんだけどね。

思い出さないようにって強く自分に言い聞かせてきたけど、やっぱり思い出しちゃうもんだね。
だけど、あたしは前よりはるかに変わったと思う。

あなたがいなくなってからは、ずっと泣いてばかりいたけど、
今はちゃんと笑えるようになったから・・。

だから・・。

「ありがとうーー!!」

あたしは、空に向かって大きく叫んだんだ。
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