白い便箋を太陽に翳してみれば・・
「こんなどうしようもねー俺だけど、もう一度・・俺の傍にいてくれますか?」

花恵は俺を抱きしめた。

そして、笑顔でこう言ったんだ。

「そのつもり!」

そう言って、俺達は微笑んだ。

ありがとな・・。
こんな俺を笑顔で受け入れてくれて。

花恵に出逢って本当によかったよ。
後でカズキにもお礼言わねーとな・・。

そして俺達は、

もう一度やり直すことになったんだ。
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