白い便箋を太陽に翳してみれば・・
なんだかんだ昔からケンカばっかする二人だけど、すげー仲いいんだよな・・。
いつか、花恵とこんな温かい家庭を築けたらって、そう思った。


「カズキとモモカちゃん。俺ら時間だからそろそろ行かねーと」
「じゃー俺、駅まで送ってくわ!」
「あたし玄関までしか見送れなくてごめんね・・」
「ぜんぜんいいよ!今日はありがとね!すっごく楽しかった」
「ありがとな」
「またいつでも来てくださいね」

そして俺達は、カズキに送ってもらって駅に着いた。

「じゃー二人ともまたな!気をつけて帰れよ!」
「今日はありがとカズキ!」
「三人で仲良くやれよ!」
「おう!ありがとな!」

カズキに見送られた後、俺達は新幹線に乗り込んだ。
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