溺愛ホリック
とりあえず連絡したのは、近くに住むウミちゃんの兄夫婦。



お兄さんのお嫁さんが介抱してくれて、なぜか車を回してと言われた。



「病院連れていかないと」

「近くに内科しかないけどそこでいいかな!?」

「え、本気?産婦人科あるとこでしょ!」

「·····さ、産婦人科?」

「赤ちゃんできてるよ、潤美ちゃん」

「·····え?」



あ、赤ちゃん·····?



でき·····!?



そ、それは大変だ!



お兄さんも慌てていて、病院に着くまでに試した検査薬は見事に陽性。



吐きまくりのウミちゃんを気遣いながらやっと着いた産婦人科で診察。



途中で僕も呼ばれて中に入ったら、エコーと呼ばれる映像を指さす女医さんから、これがあなたたちの子どもだと言われた·····。



ちっちゃいんだよ、これが·····。



「信じられないね·····」

「私も·····」

「このぺったんこなお腹にこの子が·····」

「実感湧かない·····」



子ども·····できちゃった·····。

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