恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
◇
「で?」
昼休み。いつもは教室で食べてるわたしたちだけど、今日は中庭に繰り出した。
できるだけ木陰を探してベンチに腰掛ける。
「うん。カレシっていうのはね。実は…綾川生で。特進で…。それで、ここからは絶対内緒だよ。」
「なになに?」
興味津々のまゆり。
「実はきょうだいだったりする…。」
「は?」
そうだよね。理解できないよね。
わたしも最初はとまどったもの。
「義理の。親同士が連れ子再婚ってはなし。少女マンガみたいでしょ?」
「はぁ?」
まゆりの眼が白黒している。
「ちょっと頭ついてかないんだけど?」
「そうだよね。わたしもそうだった。」
「で?」
昼休み。いつもは教室で食べてるわたしたちだけど、今日は中庭に繰り出した。
できるだけ木陰を探してベンチに腰掛ける。
「うん。カレシっていうのはね。実は…綾川生で。特進で…。それで、ここからは絶対内緒だよ。」
「なになに?」
興味津々のまゆり。
「実はきょうだいだったりする…。」
「は?」
そうだよね。理解できないよね。
わたしも最初はとまどったもの。
「義理の。親同士が連れ子再婚ってはなし。少女マンガみたいでしょ?」
「はぁ?」
まゆりの眼が白黒している。
「ちょっと頭ついてかないんだけど?」
「そうだよね。わたしもそうだった。」