恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
下僕で…ずっと逆らえなくって…ずっと怒らせたら怖くって…それがいやで…高校行って離れようって思って…
けど…けど…

「うーん。やっぱ幼馴染かな?」

そう、やっと幼馴染に戻れた気がする。
もう下僕じゃないって碧斗が言ってから…ほんとに碧斗が優しくなって…もとの関係に戻れた。ってほんとに心の底から思えた。

「そ…っか。なんか安心した。」

「安心?」

「うん。」

安心って何言ってるんだろう?

「ま、とりあえず食おうぜ。せっかくアツアツだし。ふわふわのうちにさ。さめちまうじゃん。」

明石くんもおいしそうにパンケーキをほおばっていて…
わたしたちはおいしく食べて、明石くんがここは俺がとおごってくれた。


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