恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「今、クレープやさんがどうのって声が聞こえたからさ。俺たちも行こうって言ってて。一緒にどうかな?」
「え?行く行く。ね?杏。」
まゆりが二つ返事でOKする。
わたしも別に…大丈夫。
っていうか…男の子とこんなふうに普通に話すのなんて…何年振り…?
やっぱり緊張…する。
「う、うん。わたしもいい…よ。」
緊張で声がうわずってるにちがいない…。
2人は同じくらい背も高くて、人当たりも良さそうで、そのまま4人揃って校門を出た。
「杏ちゃんっていうんだ。」
何故だか、わたしの横を明石くんが歩いてる。
「え?あ、うん。」
「俺、明石祐太郎。祐太郎でいいよ。」
「え?ムリだよ。明石くんで!」
プンプンを首を横にふると明石くんはクスッと笑った。
「俺は杏ちゃんって呼ぶけど?」
「うん。それは…全然いい…けど…」