恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
クレープ屋さんのクレープは超美味しくって…
思わず、みんながいるのを忘れて夢中で味わってしまった。

クレープ屋さんの横にある公園で、たくさんの綾川生がクレープにかぶりついている。

わたしたちも座るベンチもなくて、立ったまま食べていた。

「ねぇ。杏。お菓子作るのも好きって言ってたよね?」

まゆりに言われて、ヤバイ…みんないたんだった…と我に帰るわたし。

「うん。好きだよ。だから、今このクレープもどうやったらこの味作れるのかって考えてたとこ…」

「もしかしてお菓子作り得意なの?今度作ってよ。俺、甘いもん好きなんだよねー。」

明石くんが、わたしの前で2つ目のクレープにかぶりついてる。

「ならさ…アレあんじゃん。料理部?」

「そうそう。わたしもソレ…誘おうかと思ってたの…」

益川くんが言うと、かぶせるようにまゆりが言ってわたしの左腕をつかんだ。

「わたしも好きでさ。作るの。」

あ、まゆりもなんだ。やっぱり気が合う…

「入ろ。料理部。」

「そんなのあるんだ。なら、わたしもすっごく入りたい。」

「じゃあ。決まりね。」

まゆりが笑って言った。

「じゃあ。俺ら、できたお菓子食べる担当に入れといて。」

明石くんは言って笑った。


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