完璧美女の欠けてるパーツ

ほんのりと薄暗い寝室に運ばれ、ゆっくりとベッドの上に梨乃は置かれた。
書斎と兼ね備えているのか、思ったより広い部屋にベッドとデスクと大きな本棚があり、部屋の隅にある細長いスタイリッシュな間接照明だけが灯されている。ブルーを基調としたシンプルな心地よい寝室だった。

大志は梨乃の隣に横になり、優しく彼女の身体を抱き寄せた。反射的に梨乃はビクッと身体を動かすと、大志は「大丈夫」って優しい声を出して髪にキスをし彼女の目を見る。

澄んだ綺麗な目をしている。そんな彼の第一印象を梨乃は思い出す。

「真面目で優しくて、可愛い梨乃さんが大好きです」
甘いキスが梨乃を包む。

「痛かったら突き飛ばしてもいい。殴っても蹴り上げてもいいから。でも僕は……途中で止める自信はない」
大志の強い意志が見える言葉だった。その指は優しく梨乃の髪を撫で首筋に降り、自然に彼女の服を脱がしてゆく。

「こんなにも好きで、僕だけの梨乃さんにしたいから」

「大志さん」

「愛してる」

「私も……」

もう何も不安はない。
本当だ
ただ感じればいいだけで
ただ彼を思えばいいだけなんだ。

少し不安を感じて緊張している時は、彼がキスして身体も心も緩めてくれる。

彼の身体が愛しくて重なる肌が嬉しくて


彼に抱かれて




梨乃の願いは達成された。












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