完璧美女の欠けてるパーツ
「長年の緊張が解けただけ」
「そっか。実は僕もかなり緊張した」
正直に自分の気持ちを告げる梨乃に、大志も恥ずかしそうに自分の気持ちを彼女に告げる。
「そうなの?」
「当たり前でしょう。好きな人を抱くのは緊張しますよ」
「大志さんって」
「何?」
「照れた時は怒った顔になるから面白い」
「そこ?」
笑う梨乃を強く抱いて動きを封じてキスをする。
「ずっとキスしたかった」
「私も」
「今までの分キスしよう」
「唇が腫れてしまいそう」
「僕はそれでもいい」
「私は明日会社だから困るかも」
「腫れあがった唇の梨乃さんも好きだよ」
「それならいいかな」
「どっち?」
キスとキスとキスでキスがいっぱい
幸せがいっぱい。
幸せすぎて梨乃は眠くなる。
「梨乃さん?」
「ミッション完了です」
「えっ?寝る?いや……まだ早いでしょう。これからケーキを食べてプレゼントを……梨乃さん?」
大好きな人の香りに包まれて、その素肌に触れながら目を閉じるって最高だ。実は昨日は緊張で
ほどんど眠れなかった。
「おーい……梨乃さーん?」
遠くで聞こえる大志の声を聞きながら、梨乃の身体は深くベッドに沈み一瞬で眠りに落ちていった。