愛というもの~哀しみの中で~
それは本当に幸せな時間で、好きな人と一つになるのがこんなにも気持ちのいいものだ知った。
私はただただ必死に大吾にしがみつき、気づいたら自分のものではないような声が漏れ出ていた。
大吾は達すると、うなだれるように私の上にのしかかってきた。
でもそれはほんの一瞬のことですぐに起き上がると私の中から大吾のモノを引き抜かれた。

「えっ?どうして抜くの?」

なぜにそんなにすぐに抜くのかがわからずにとっさに聞くも、思いのほか声が出にくくかすれていた。

「フハッ、茉莉のえっち。やらしくかすれた声でそんなこと言うともう一回襲うぞ。」

「そんなっ、やらしくかすれたなんて…はい、終わり!みたいでさみしかったから…」

「それは…付けた意味がなくなるだろ?こぼれちゃったりしたら…」

大吾はきまり悪くごにょごにょと言っており、最後の方は聞き取れなかった。

「え?何て言ってるかわからなかった。」

やっぱり、汚れてる私に長く触れてたくなかったのか?特にソコはあの男に汚された所だし…
さっきまでの幸せな気分が一気に吹っ飛んだ。

「何だよ、そんな顔するなって。フフッ、フハッ、アハハハハハッ」

「え?なんで笑うの?」

「俺さぁ、茉莉と本当に出来たら号泣するんじゃってすっげー心配してたんだけど、なにそのぶっ飛び発言。色気とか余韻とか皆無なんだけど?」
< 101 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop