愛というもの~哀しみの中で~
「でも、昌くんはどうするの?」

「昌もほとんど由実ちゃんの家にいるし、あっちもそういう話してるって言ってた。」

そっかぁ、由実ちゃんも昌くんも社会人だし一緒に住むことも考えてるんだ。
私も大吾と住めたら楽しいだろうな。
たまに帰っていく大吾を見送るのも淋しいし…

「フフッ、考えたら楽しそう。でも…私でいいの?」

「えっ?今更?俺に茉莉意外考えられるわけないだろ。茉莉もそうだといいなって思ってるし、きっとそうだって確信もある。」

「私も卒業したら仕事始めるし、そうなったらちゃんと家のことできるかわからない。」

「う~ん、俺も一応昌と暮らして自分のことは自分でやれるようになったし、そもそも茉莉に家のことしてほしくて一緒に住むわけじゃないだろ?もうずっと離れたくないんだ。」

「うん、ありがとう。私も大吾と同じ気持ち。離れたくない。」

そう言って私から大吾に抱きついて行った。
大吾も私をぎゅーって抱きしめ返してくれる。
それから、初めて一緒に過ごしたクリスマスから撮りためた写真を一緒に見返した。
あれから沢山写真を撮った。
だからいろんなことを鮮明に思い出すことができる。
これを見ていると私は本当に大吾に大切にされてきたし、愛されてきたことを実感できる。
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