愛というもの~哀しみの中で~
本当にクリスマスプレゼントは昌くんの言うとおりにしようかな…
最近はいつも一緒に居るときは体のどこかがくっついているくらい距離が近いし、不意に後ろから抱きしめられたり、寝る前のおやすみのキスが激しくても怖くはなかった。
大吾だから。大吾は私の嫌がることをしないって信じてるから。
でも、もし私から誘ったのに怖くなったらどうしよう?
自分自身のことなのによくわからなかった。

その日は家に帰り着いてお風呂に入り寝る準備をしていたらインターホンが鳴った。
覗き穴から覗くと大吾だった。
慌ててドアを開けると勢い良く大吾が私に抱きついてきた。

「茉莉~、ごめん。先輩に捕まって帰してもらえなくて…連絡もせずに本当にごめん。」

酔って、半泣きの状態の大吾を引っ張るように中に入れ、玄関を閉めた。

「大吾?来なくて良かったのに!昌くんから先輩と飲みに出かけたって聞いてたの。先輩との付き合いも大切なんでしょ?謝ることじゃないよ。」

「うん、でもさっきから電話出ないし、怒ってるかと思った。ドアを開けてくれて良かった。会いたかったぁ~。」
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