愛というもの~哀しみの中で~
「大吾はいつだってかっこいいよ。私にはもったいないくらい…」

そう私が言うから、大吾は手を止めて私のところへ来るとぎゅーっと思いっきり抱きしめられた。

「うぅ~、く、る、じぃ。」

私が冗談半分でもがくと大吾は笑いながら私にキスをする。

「もったいなくない。俺たちはぴったり合うパズルと一緒。ぴったりなの!」

少し拗ねた表情でいうから声を出して笑った。

「じゃあ、茉莉はご飯の用意お願いね。」

「うん。わかった。」

この日の為に美代さんから簡単なクリスマスメニューを教えてもらい、メモに取ってある。
料理は本当に自信なくて、スープはコーンスープにして牛乳に溶かし、温めるだけの粉を買っていた。
牛乳に溶かすだけなのに美味しいらしい!

それと、サラダはレタスをちぎりお皿の上に丸く輪を書くように乗せて、トマトやプロセスチーズ、ハムをサイコロ状に切ってリースのように飾った。
本当は黄色のパプリカも欲しかったけど一つ買うとすごい量だし高いのでケチって買わなかった…
でもやっぱり買っておけばもう少し見栄えが良かったのになぁと後悔した。

あとはレタスとハムとチーズとトマトの残りでサンドイッチも作った。
それに、卵を茹でてタマゴサンドも作ってみた。
これが一番料理っぽくて、美代さんのいう通りしっかり卵を茹でて、ザルにスプーンで押し付けるようにして粉々にした。塩をひとつまみに、コーヒーの液体クリームを一つと、ほんの少しの砂糖に、マヨネーズをかけて混ぜた。
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