憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
わたしの目の前に座った翼くんをチラッと盗み見て、またまた頰が上がってしまう。
ニヤニヤしているわたしを見て「なに?俺の顔に何かついてる?」と尋ねてくる翼くんに、慌てて首を横にふる。
「違います!ただ、あの…、誰かと同じテーブルを囲むって、幸せだなーって思ったんです」
変なやつって多分思われてるんだろうな。
でもわたしにとって、誰かとの食事ってすごく素敵なことだと思う。
当たり前におなじ食卓を囲めるわけじゃないし。
ひとりの食事とじゃ、味も全然違うく感じるしね。
「そうか。ま、とりあえず食べようぜ」
よほどお腹が空いてたんだろう。