目覚めると、見知らぬ夫に溺愛されていました。
「百合。君は歩道橋から相島に突き落とされたんだろう?」

「う、うん。知ってたの?」

確かに落ちる瞬間彼女を見た。
不気味に笑っていた彼女を。

「ああ。通報してくれた歩道橋近くのカフェの店員が、店の前で掃除している時に、突き落とす相島と落とされる百合を見たそうだ。写真を見せて確認もとったよ」

「そうなんだ……」

「だから、二宮に連絡して協力を仰いだんだ。これは殺人未遂だから」

殺人未遂……。
そう言われて、ことの重大さに改めて気付いた。
私は殺されるかもしれなかったんだ。
そうしたら、もう2度と蓮司さんに会うことは出来なかった。

「蓮司さん、本当にごめんね。私、考えなしで……バカで……どんくさくて……」

「……それは言い過ぎだと思うけど……でも、これからは何でも相談すること!いいね?」

いつものように私の頭をポンポンと優しく叩き、蓮司さんは笑った。
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