見ツケテ…
☆☆☆

放課後になり、あたしたち3人はバスに揺られてあの貯水池まで来ていた。


事件があってから貯水池の周りにはフェンスが張られ、立ち入り禁止の看板が設置された。


今更こんなことをしたって友江さんは戻ってこない。


そう言いそうになるのを何とか飲み込んだ。


誰だって、友江さんのような被害者がでるなんて予想はできなかっただろう。


あたしたち3人は先に友江さんの為に買っていた花をたむけた。


そして、池の周囲を探し始める。


「美奈! どこにいるの!?」


「いいかげん出てこいよ、美奈!」


「美奈! 早く戻ってきてくれ!」


3人で、必死に美奈の名前を呼ぶ。


それは夕暮れの住宅街にいつまでも響き渡っていたのだった……。
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