見ツケテ…
今日もダメだった……。


美奈がどこへいったのか少しの手がかりもないまま、電灯に光が灯った。


あたしたちはバスで帰らないといけないから、電灯が灯ったら帰るという約束にしているのだ。


直弘が肩を落としてあたしたちに近づいてくる。


こんなに毎日毎日探しても見つからないから、嫌な予感ばかりが膨れあがって来る。


「直弘、大丈夫?」


憔悴しきった直弘はここ数日で高校生とは思えないくらい老け込んでしまっていた。


早く美奈に戻って来てもらわないと、これから先どなってしまうかもわからなかった。


「あぁ……」


弱弱しい声で直弘が答えた時だった。


不意に周囲が騒がしくなりはじめて、あたしはそちらへ視線を向けた。


1つの民家に住宅街の人たちが集まっているのがわかった。


「どうしたんだろう?」


近づいて確認してみると、その家は友江さんが暮らしていた家だったのだ。

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