ラヴシークレットスクール ~消し去れない恋心の行方




野村先生に引っ張られながら体を向かされたのは
2次会会場があるお店とは反対の
電車の駅がある新浜松駅方向。


「入江さんを無事に送り届けるのも、幹事のお前の仕事。」

『はい?』

「はい?じゃねーだろ・・・・俺らなりに気を利かせているんだから、そろそろお前、自分でなんとかしろよ。入江さんにあそこまで言わせておいて。」

『・・・・・・』

「ば~か。新人歓迎会の時みたいに入江さんを不安にさせるなよ?八嶋はオレらが預かるけどな。ほら、八嶋は2次会、行くぞ!2次会もオレが幹事だから安心しろ。主賓ナシだけどな。」


野村先生はあたしにそう耳打ちし、あたしの返事を待つことなく八嶋クンの手を引き、他の数学科の先生達と一緒に2次会のある店のほうに消えて行ってしまった。



「どうやら2次会、急遽キャンセルさせられたみたいだな・・・俺ら。」


あたしが立っていたそこにいたのは入江先生だけ。
お酒を結構飲んだのか顔がほんのり赤く見えた。


「宴会の後に送ってもらうなんて、もう最後だろうし、頼もうかな、もうひとりの幹事に。」

『は、、ハイ!!!!』

入江先生は他の先生達からあたしに急遽与えられた幹事の仕事を託してくれた。



ようやく入江先生と話すチャンスが来たみたい

だけど

いざこういう状況になると
何から話していいのかわからないよ・・・

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