お助け部ッ☆
『キーノコを探すーよー♪』
「どーこまでもー♪」
童謡、【線路は続くよどこまでも】の替え歌を歌いながら、2人はノリノリで山奥に進んでいく。
『ところで神山さん?』
「なんだー?」
道なき道を歩いているあたしとイノシシ(神山)。
あたしはポツリと、気になっていたことを話した。
『ここはどこでしょう?そもそもキノコはどこにあるのでしょう?』
「……それを俺に聞くの?」
『あなたに聞かずに誰に聞く?』
神山さんは頭をガシガシ掻きながら考えた。
「いっぺん戻るか。ババァに話聞きにいこうぜ」
『そーですね』
今さらながら、何も聞かずに飛び出してきた自分達の計画性の無さに幻滅した。
『ところで神山さん?』
「なんだー?」
道なき道を戻っていくあたしとイノシシ(神山)。
あたしはポツリと、気になっていたことを話した。
『やっぱここはどこなんでしょう?そもそも山小屋はどこでしょう?』
「……それを俺に聞くの?」
『あなたに聞かずに誰に聞く?』
…………。
「……ヤバいな」
『そうですね』
「迷子なんて生ぬるいもんじゃねぇ…」
『遭難だわー』
今さらながら、何も聞かずに飛び出してきた自分達の計画性の無さにほんとーにっ!幻滅した。