お助け部ッ☆
仁の王手をかけろ発言。
意味なく怖かったので、とりあえずその場から立ち去ることを決意した。
『えっと…じゃ!失礼しましたあっ!!』
「「また明日♪」」
微笑んで手をふってくださったお助け部の皆さん。
その笑顔が!アッサリ帰してくれたってとこが!……ものすんげぇ怖い。
だいたいまた明日ってなんだよ。
明日会うのは同じクラスの竜也と仁と翔平だけのはず。
ってかそうしてやる!!
あたしは普通で平凡な女子高生、綾瀬姫香。
イケメンとは無縁で結構!
平和で平穏な高校生活を送ってみせるんだから!!
「無理だね」
『なんでそんなこと言うのー?』
約束通り、芽依ちゃんと晩ごはんを食べてるとき。
あたしの野望を話すと、芽依ちゃんに即答されました。
「だってお助け部だもん」
さも当然、といったような表情で言ってのける芽依ちゃん。
『いや、意味わかんないッス』
「お助け部は学校のヒーローなんだから☆」
『ひ、ヒーロー?』
あの人達が??どっちかってゆーと悪人要素のが強くない?気のせい??
「今までいろんな事件を解決してきたんだよ」
事件…?
そーいやあたし、活動内容知らないな…