お助け部ッ☆



「新入部員なんて…入れるつもりなかった。俺の居場所、壊されたくなかったから…。
でも姫香は別。姫香はお助け部を壊すどころかもっといい部にしてくれると思う」

『そ、そんな…』




あたしそんな大した人間じゃないッス!!


っつか何これ!?超断りにくい雰囲気かもし出してるよ!?




「だから俺、姫香気に入っちゃったんだよね」

『そりゃどーも』

「でさ、気に入ったものって自分のすぐそばに置いときたいだろ?」

『まぁ…ね?』

「ってなわけで、姫香ゲット!!」

『はあっ!?』




どんなわけ!?


あっという間に、ロープでぐるぐる巻きにされていた。




『なっ…』




ってかこれが気に入った人間に対する態度ですか!?ねぇ!?竜也さんン!?




「よっ…と」




ヒョイッとあたしを担ぐ竜也。




『ちょ!?離せ!おろせ!!っつかほどけ!!!』

「あ、もしもし大和〜?」



当の本人はのんきに大和先輩に電話してるし。




「姫香確保に成功したぞ♪…あぁ、計画通りだ。王手、かけてくれんだろ?」




今から!?王手かけられにいくんですか!?


ってか計画ってなんだよ!?



「じゃ、またな」




そう言って携帯を閉じる。




すっげぇ逃げたい。

でも逃げれない。


ロープでぐるぐる巻きだし、竜也に担がれてるし、マジありえない。


ってかこれセクハラじゃね?セクシャルハラスメントじゃね?


普通の女の子だと絶叫もんだぞ?
あ、竜也に担がれんだから絶叫の種類が変わるか。


ってあたしどっちにしろ叫んでないってことは………


だから!あたしは普通なんだってばぁぁぁ!!



……多分。





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