お助け部ッ☆



あたしの抵抗むなしく、そのまま保健室に強制連行。



「いらっしゃ〜い」




翼先輩にエスコート(?)され、あたしin保健室。


そこはなんとまぁ…
イケメンパラダイス?


みんながみんな、違う種類のカッコイイ(約1名可愛い)を持ち合わせてるため、保健室が花園化していた。


そんなパラダイスに入ってもなお、平然なのが綾瀬姫香である。




『とりあえず…縄、ほどいてもらってもいッスか?』

「ダメ。姫香逃げるもん」



竜也に即答された。


竜也サンよぉ…バカにされちゃあ困るね。
あたしだって…あたしだって…




『ほどいてもらっても逃げらんないことくらいわかってるし』

「ならいーよ」




アッサリほどいてもらえた。


あたしは逃げない。


翔平サンの視線が怖いからね!!
ビビリで悪いかコノヤロォォォ!!




「姫ちゃん」

『はい』




大和先輩に両肩を掴まれた。


あたしまだ、この人の性格よくわかんないし…




「さっき君を友達のとこに帰したのは、時間潰してもらうため。門閉まるまで、一時間もあったからね」

『はあ…?』




どーゆー意味だろう?




「門が閉まれば…姫ちゃんは学校の敷地内以外には出られない。そしたら捜索範囲も狭くなるだろ?」

『もしかして…初めっから計算…!?』

「そう♪」




優しい顔をした悪魔(大和先輩)が微笑んだ。




「だってそうでもしないと…逃げるじゃん?」

『めんどくさいんですよぉ…確かに、お助け部はいい部だし、楽しそうだけど…すっげぇめんどくさそーじゃないですか』

「姫ちゃん、よぉ〜く考えてみな?君が入部しないと、物語始まらないから。前フリだけで何ページ使う気?」




おぉっと、ここにきてまさかの大人の事情!?




『や、でも…』




反発を続けようとすると、



「姫」




今度は冷ややかな悪魔(翔平)に呼ばれた。




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