お助け部ッ☆
「泣いとく?」
『誰が!!』
「ヤバかったくせに」
ちくしょー…
でもビックリしておさまったから…竜也のおかげなんだよね。
だからって……
『もう…大丈夫なんですけど。離していただけます?』
「なんで?」
…はい。あたし、まだ竜也に抱きしめられてます。
田中…中田さんもちょっと困ってます。
「あと一泊あるもんね。旅館戻ってからでいっか♪」
『なっ!?』
「行くぞ!田中〜」
「中田です」
ななっ、何言ってんだアイツ!!
「姫香早くっ」
『はいーっ』
うん、忘れよう。
「ここだ」
花嫁控え室と書かれた白い扉。
コンコンッとノックして、扉を開けた。