三年後に君がいることを俺は願う
そしてあっという間に次の日になった。
未来とデートの日。
楽しみにしすぎて全然眠れなかった。

「ふぁぁ………」

私は大きなあくびをした。
眠い………。
というか最近あんまり眠れないんだよな。
眠れないというか寝ても寝ても眠い。
疲れはとれないし………。

「小鳥、おはよう」

「あ、おはようお母さん」

お母さんが私を見て挨拶をしてきたので私も挨拶をした。
そしてお母さんが言った。

「今日は早いのね。どこか行くの?」

「うん!未来とお出かけ!」

「あら未来君と?」

「うん!」

お母さんの前では未来と付き合ってるとかデートって言えないんだよね………。
なんだか恥ずかしくて………。

「体に気を付けるのよ?あとお薬持っていきなさい」

「うん、わかった!」

私は笑って頷いた。
するとお母さんは心配そうな顔をしていたが見なかったことにした。

「行ってくるね!」

「………行ってらっしゃい」

お母さんは笑った。
私は勢いよく扉を開けた。
そして私は未来の家の前で待った。

「未来まだかな〜」

未来が来るのを待った。
ドキドキしてソワソワして。
心臓が壊れそう………!!

「………って!」

「………未来?」

私は未来の声がした方へ走った。
確かこっちから声がした。
曲がり角を曲がればいるかな?
私はそう思って曲がろうとした。
けれども足は動かなかった。
ううん、動けなかった。

「未来君って本当に私の好み!未来君、私と付き合お?」

「………っ………!?」

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