三年後に君がいることを俺は願う
どういうこと………?
未来………その子誰?
なんでいるの?
どういう関係なの?

「未来君………」

やめて………!
未来にさわらないで………!!

「………っ!!」

私の中にある黒い渦のようなものが暴れまわっている。
気持ち悪い………。
未来………は、私のこと、本当に好きなの?
それすらわからなくなってきたよ………。

「未来君のお部屋にまた行きたいなー!」

またって何?
ねぇ未来。
どういうことなの?
私じゃなくてその人がいいの?

「っ………」

私は唇を噛み締めた。
そして涙が溢れた。
視界はぐしゃぐしゃ………。

「成瀬さん………」

もう………耐えられない。
私はその場をあとにした。

「未来のバカっ!!」

私は未来をとらないで、何て言う資格はない。
だってあと一年には死ぬんだから。

「あら、小鳥………もう帰ったの?未来君とは遊ばないの?」

「………うん、いいの」

私は部屋に入ってその場に崩れ落ちた。
苦しい………。
未来を好きでいるのが。
この黒いモヤモヤの正体は何………?
未来はなんで私と付き合ってるの?

「っもうやだ………!」

昨日はあんなに幸せな気持ちでいっぱいだったのに………。
今はもうこんなに………っ。

「うわ………っあぁ!!」

私はもう耐えられなかった。
もう………ダメだ。

ーピロリン

私はそのメッセージの主の名前を見て私は止まった。
息をするのも忘れていた。
だってディスプレイにのっていたのは………。

【原田未来から新着メッセージが届いています】

そう………画面に写し出されていた。
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