幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
椅子に座り、向き直った。

「五鬼継の話を聞いて、考えたんだ」

晴くんの話?

きょとんとしていると、玲音は私の前に立ち、跪いた。

「俺の本物のフィアンセになってくれ」

そう言いながら指輪を差し出してくれた。

これって!!

プ、プロポーズだよね?

え、嘘。

これ、夢かな。

どうしよう、明日まで生きられるかな。

幸せすぎてどうにかなっちゃいそう。

「返事は?」

そんなの。

「もちろんイエスに決まってるでしょ!!」

玲音に飛び付いた。

「俺の嫁になって下さい」

「……はい」

私は涙を流しながら、玲音にキスをした。
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