愛は惜しみなく与う③
ちっ
どうなってる

「おい!朔!響!大丈夫か?」

声をかけても返事はないが、電話は切れていない。このままスピーカーにして行くか

俺も早く探してやらないといけない


朔と響が二人揃ってて誰かに負けるわけがない。
だから大丈夫


しかし



どれだけ探しても手掛かりになりそうなものは、見つからなかった


こんな場所じゃ…目撃情報もない


「どこだよ、杏」


結構時間が経ったか?新からも情報はないし、朔と響とも連絡がつかなくなった



あと探してないのは、この私有地


目の前にフェンスで覆われた、何かの施設がある。ここは入れないようになってるし、私有地看板もある。


でもあとはもう、ここしかない


「新?地図にある私有地入るから、そこに来るように言ってくれないか?響と朔にも。電話繋がらなくなった」

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