愛は惜しみなく与う③
「馬鹿だよな。お前とつるむなんて。チームを、人の輪を、壊すのが得意なのにな?烈火も馬鹿だ。お前みたいなやつを側に置くなんて」
その言葉は重くのしかかる
「お前はみんなを不幸にしてる」
分かってた
もしスコーピオンが出てきたら、烈火も巻き込むって。分かってた
あたしが甘えただけや
みんなの優しさに
その時に離れればいいなんて
甘い考えしたからや
「3人。いつでも痛めつけれるようにスタンバイしてる。赤髪のやつと、少し背の低い栗毛の男。あとは、総長の金髪。
この敷地に入ってきている。
いつでも、殺れる。
お前は俺の言うことを聞くしかないんだよ」
そっか
助けに来てくれたんか。
もうそれだけでいいや
もう一度だけ…
何か大事なものが欲しかっただけ
もう十分や。
「烈火には…手出さんといて」
あたしの上にいる水瀬は、あたしの言葉を聞いて、とても満足そうに微笑んだ
そして右頬に激痛
叩かれた…
「馬鹿力で首締めやがって!うざい女だ!」