冷徹社長の初恋
帰りは高速道路を使ったのもあって、短時間でもどって来られた。学校の近辺を通りすぎて、都心の方へ車を走らせる。
少しずつ、背の高い建物が目立ってきたところにあった、雰囲気の良い喫茶店に入ることにした。

あれ……この辺って、確か剛さんの会社の近くじゃないかな?
そう気付くと、なんとなくそわそわしてしまう。


店内に入ってドリンクを注文すると、早速資料を広げた。
時間軸に沿って、日程を確認していく。雨になってしまった場合のことも想定して、学校から用意していく物もピックアップしていく。

「来月、保護者向けの説明会があるから、それまでに施設を紹介するスライドの用意をお願いするね。そのまま、子ども用にもすればいいから」

「わかりました」


細かい役割分担を決め終えた頃には、かなり時間が経っていた。

「よし、そろそろ帰ろうか」

「はい」

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